次のオフィスレイアウトを考える

在宅勤務や、リモートワークをする機会が増えました。
これだけの大きな変化が起きたことは、オフィスレイアウトやオフィスの機能にも大きな影響を与えます。

 

🐠オフィスの利用者数・滞在者数が変わる(減る)👥→👤

人が過度に集まることを避ける目的や、リモートワークで得られるプラス要素に魅力を感じた企業の場合、いままでの「出社することが普通」「立ち寄りの場合も最低限」「必ず出社してから」というルールが変更される可能性があります。全体の社員の方々が、曜日分けされるのか、業種ごとに分けられるのか、企業により運用は変われど、リモートワークが推進されるようになるでしょう。結果今までのオフィスに集まる人数は減少することが考えられます。

 

🐠今まで以上にテレカンの機会が増える🗣→💻

オフィス内の滞在者数が減ることで、どのような変化が考えられるでしょうか。

テレワーク・リモートワークを取り入れた社員の方々は、お互いのコミュニケーションのために定期的にテレビ会議を利用すると予想されます。テレビ会議をすでに利用されている方は感じられていると思いますが、テレビ会議に参加する方々は、背後も含め相当静かな場所からの参加でないと、周囲の雑音を拾ってしまい他の参加者は発言者の声を聞き取りにくくなってしまいます。

出社しオフィスからテレカンに参加する社員も、自宅やカフェ・コワーキングスペースからテレカンに参加する社員も、個室空間のような場所から参加すると、ストレスのないテレカンが実施できます。自宅の場合、自分の部屋にこもることで、ほぼ周囲の音のない環境から参加ができます。しかし意外なことに、現状のオフィスの方が、こもれる場所がなかったりするのです。仮に会議室があっても、会議室で使えるテレカンは一件となります。自分の席からテレカンに参加する場合、周囲の社員の電話対応や打合せ・雑談の声も拾われます。

※無理にテレカンにせずに、今まで通り電話でできることは電話で済ますというやり方も頭の片隅に置いておきたいものです。

 

🐠オフィスレイアウトへの影響🎧

テレカン件数が増え個室空間が必要になる。またオフィスへの出勤者も減ることで、スペースが比較的確保しやすくなります。その削りだしたスペースに、テレビ会議対応の小さなブースや会議室を設置することでスムーズなテレカン運営が可能になると考えます。

一時期ほどの導入希望はありませんが部分的にフリーアドレス化された空間を組み合わせ、

固定席×フリーアドレス×テレカン個室×コミュニケーションエリア

このようなオフィスレイアウトの再調整が良さそうです。
また自社のオフィス内だけですべてを賄おうとせずに、社員の自宅への導入を金銭的に支援する、コワーキングスペース等を法人として契約し社員に利用を促す、など目線を外に向けることも結果としてコスト的にも業務的にも効率が良いかもしれません👍